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2011年4月26日 (火)

ぽぽんたやっちゃん

横浜人形の家で毎年開催されている「メルヘン人形劇フェスティバル」というイベントがあります。横浜周辺地域で活動しているアマチュア人形劇団が一堂に会して連続上演をしています。このフェスティバルで2008年から劇場の入り口前のホワイエで「パペットで遊ぼう」〜ふれあいコーナーという企画をはじめています。
劇場に人形劇を見に来てくれた子どもたちに劇人形にふれて遣って、小さな舞台だけど、そこに立って動かしてもらうという人形劇体験コーナーであります。
そのパペットで遊ぼうの場の中心になって動かしていたのが、「ぽぽんたやっちゃん」こと中村康子さんでありました。
ニコニコ笑いながらやさしく話しかけ、人形をわたして使い方を見せながら、まねをさせる。何もむりなことがなく、自然に子どもたちも笑顔になって夢中になっていく。やっちゃんの歌やことばが優しい世界を作り出す。一緒に来ているお父さん、おかあさんたちも子どもが普段見せない顔を発見できるのか、子ども以上に夢中になっている。
劇場で上演される人形劇を見て、合間に、この場所で実際にさわって体験し、また人形劇を見る。そんな豊かな空間を実現してくれたのがやっちゃんでした。
そのぽぽんたやっちゃんが病気で亡くなりました。あの笑顔を見られないことなど考えられないのですが、そうなってしまいました。
2008puppet
30年以上前から人形劇にとりくみ、「わたぼうし座」のやっちゃんとして広く多くの方々に知られていた方です。「わたぼうし座」を解散して「一人で何をやろうかな」とおっしゃって、やはり子ども達にふれあうような場で人形劇を教えたり見せたりマイペースでやっておられました。そうして生まれた「パペットで遊ぼう」でした。
やっちゃんの遺志をついで、今年もメルヘン人形劇フェスティバルでは「パペットで遊ぼう」コーナーを設置してやっちゃんといっしょにやってきたメンバーで子ども達の来場をお待ちします。
やっちゃんはいつも「みんなで作って、みんなで楽しむ場所なんだよ。いろんな人が出ていいんです」と言い続けていました。フェスティバルの人形劇とともに今年も皆さんに見たり遣ったり、楽しんでいただければと思います。

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コメント

私もやっちゃんのファンで、今でもやっちゃんの事を思い出し
あたたかい気持ちになると同時に目頭が熱くなります
大阪に転居してしまい、今年のフェスティバルには行けませんでしたが
楽しい人形劇、ふれあいの場所
こども達のために続けて欲しいです 応援しています

自分で自分のブログにコメントしてしまいます。
6月4日から(2日がプレ公演)メルヘン人形劇フェスティバル2011がスタートしました。
初日からたくさんのお客様がいらしてくれました。2日目もいっぱいのお客様。
いろいろなタイプの人形劇上演もたくさんありますし、ホワイエでは「パペットで遊ぼう」のコーナーで子どもたちが人形を持って小さな舞台で動かしていました。
一人でお話ししながら動かしている子、みんなで動かしている子、どの子の顔も楽しそうでした。
それを見ているお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんな笑顔になります。
たぶん、そこにいるみんなが笑顔でホワホワした居心地のよさを味わえるのは人形劇ならでは。
やっちゃんが残してくれた世界がそこにちゃんとありました。
11日、12日もフェスティバルの後半があります。気楽にのぞいて楽しい時間を感じて過ごしていただけるようにお待ちしております。

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