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2011年3月 9日 (水)

せんがわ劇場 人形演劇祭“inochi”終わりました。

東京調布市仙川にある「せんがわ劇場」で開催されてきた第2回の人形演劇祭“inochi”が無事終了しました。
私はビデオ記録という役割で全演目の撮影をしました。
6日間の短期間に多くの舞台作品に出会えたことは大変ではあったけど幸せな日々でした。
記録するためにリハーサルなども立ち会わせていただけたことで、どの劇団も真摯に自分の作品に立ち向かい、少しでもよい状態になるように取り組んでいる姿はなかなか見られることではなく感動的でした。
そして、それは本番では露程も感じさせぬような出来映えでお客様を迎えていました。
プロフェッショナルな仕事を目の当たりにした6日間でした。まさしく今のイベントでした。
このようなプロフェッショナルな舞台をつくる劇団が揃うフェスティバルは東京ではもう珍しいものになってしまいました。少し感想も含めて紹介してみましょう。

オープニングセレモニーが贅沢でした。調布市長の挨拶などもありましたが、かわせみ座が“パーン”を上演。出席したお客様の心をガッチリつかんでいきました。人形が小さくてかわいくて素敵でした。

ヂバドロ・アノは初演の作品を10年たってリメイクし確実に成長を見せました。3年で多くの作品を制作し活動を休止して各メンバーがそれぞれ自分で作品を作り続けてきた力が再結成したステージを実現しました。待ってた人も多かったのかも。

NORISAWAはチェコで活躍中で、ホッとするような話術とファンタジックで美しいステージを展開。

人形劇団ひとみ座はせんがわ劇場とは別の小会場「ハーモニー・プラザ」での最初の舞台。「名人伝」という面白い作品を上演。どう面白いか口で説明するのが難しいので、どこかで見るチャンスがあったらぜひ一回、ご覧ください。

ながめくらしつは新しいジャグリングの世界を見せてくれました。確実にすごい技を持っているのですが、それはもうあって当たり前のこと。そこに人の気持ちを垣間見せてくれるところに新鮮さと可能性が見えました。

バーバラ村田と音の人、バーバラさんはステージのたびに見ていて楽しい驚きのようなものがあります。肝の座った安定感のあるパントマイムの演技はすぐに引き込まれゾクゾクします。

劇団かかし座はドイツで初演した手影絵の作品で登場。一昨年の初演から日本だけでなく世界のフェスで呼ばれて上演しています。光と影は美しい。

ハーモニープラザではれもん座が上演。調布で活動する人形劇団。子どもたちがオオカミを怖がる姿が新鮮でした。

チェオボンはラオスの人形遣いと日本のパントマイマーのデュオ。ラオスの森のいろいろなモノをつかってユーモラスな世界を描き出します。フランスの影響を受けているけど、ベースはアジア。そこのバランスが面白い。

最終日にはハーモニープラザでは人形劇・トロッコが滋賀県からの登場で上演。見ている子どもたちのこころをいきなりつかんで最後まで突っ走っていくようなエネルギッシュな舞台は楽しかった。

せんがわ劇場では黒谷 都と松沢香代のジョイント“KuinKa”にジャズピアニスト原田依幸との組み合わせで「音霊=おとだま=」が上演された。松沢が作り上げる舞台美術と人形美術は独自の世界を組み上げ、舞台をまったく違う世界へと変えてしまう。そこで演じられる黒谷の隙のない演技はピーンとはった糸の上をゆっくりと進んでいくようなスリルと逆にその世界に身をゆだねてしまうような安心感とが混ざり合って目を離せない。

今回のこの人形演劇祭を通してみたお客様がいたとしたらこんな世界があったのかと、どれを見てもお得感満載というか、エキサイティングな出来事だったのではないでしょうか。
来年もあるかどうかわかりませんが、なかなか継続してこのようなイベントが開催されることが少なくなっている世の中、少しでも皆さんの心に届いてくれるとよいと思いました。

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